平成も終わろうかというこの時に思わず「昭和かっ」と言いたくなるような事件が発覚です。文科省 学技術・学術政策局の佐野太局長が東京医科大に便宜をはかった見返りに息子を裏口入学させた疑いで逮捕されました。

いろいろ法改正されたりして裏口入学は難しくなってるこの頃だと思ってましたが、この裏口入学は格段に悪質です。逮捕された佐野局長に注目されてますが、もしかするとこの人は捨て駒として捜査当局に売られたのかも…

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【最悪の裏口入学】

裏口入学と聞くと、お金持ちの親が不出来な子どもをなんとか希望する学校に入れてやりたいがために「なんとかこれでお願いしますよ」と自分の懐から相当の金額をこっそり渡して、「まあそうまでおっしゃるなら」と入学に関わる誰かがにんまりしながら便宜をはかることを想像します。

今回逮捕された文科省の佐野太局長が東京医科大学に渡した賄賂は自分の懐から出たものではありません。自分の地位立場を悪用して巨額の税金を使ったものであります。

息子が可愛かったかもしれませんが、やってはならんことをやってしまったのはこの人、佐野太 科学技術・学術政策局長(58歳)です。

仕事の出来るスーパーエリートで次期事務次官候補の呼び声高かった人です。官僚の肩書き持ってて何か後ろ暗いことする人ってみんな仕事の出来るエリートさんばっかりや。

【発端は補助金】

裏口入学ってのは普通は出来の悪い子どもを持った親の方が持ちかけるものですが、この収賄事件のきっかけは東京医科大サイドから持ち込まれました。

文科省では特色ある研究を行なっている私大を対象にした補助金制度を設けています。この補助金を受取るためには審査を通らなくちゃならんのですが、めでたく補助を受けられることになればそれは大学にとって名誉なことだそうです。

この審査は申請した大学の2/3がパスできないなかなかに狭き門です。東京医大も補助金申請を行ないましたが審査に落っこちてしまいました。

そこで大学サイドは考えた。

文科省の担当局長と取引して補助金を受けられるようにしてもらおう。

そういうずるいことを思いついたのが東京医大の臼井正彦理事長です。

柔和なおじいちゃんに見えますが、実際はワンマンで考えを押し付けてくるような強引なところがある御仁だそうです。東京医科大を陰では「臼井大学」と呼んでる人もいるとか。

理事長が権力振りかざして無茶やるのは日大だけじゃないのね。

しかしこのアイデアはどっからどう見てもズルですから、直接文科省に出向いて「お願いしまーす!」と言えることではありません。間に入ってもらう人が必要です。

そこで大学の科学技術研究に対する補助金の割り振りを担当していた佐野局長と臼井理事長の間に入ったとされるのが当時医療コンサル会社の役員をやっていた谷口浩司という人物です。

臼井理事長「なんとかうちの大学に補助金出してもらえませんかね」
佐野局長 「いいけど息子を東京医大にちゃっかり入れてやってくれる?」
臼井理事長「いいっすよ!」

…という会話があったかどうかは知りませんが、めでたく交渉成立です。

かくして東京医大は2016年の支援事業審査にパスして補助金ゲットに成功します。その見返りとして2017年の2月に行なわれた入学試験で佐野局長の息子に加点して合格させたのであります。この加点は臼井理事長と鈴木衛学長が担当部署に指示したということです。

もうね、ホント 情ない…。

東京医科大がズルしてまで欲しかった補助金ってのは、年額2~3000万円くらいの額が5年間給付されるのだそうです。一体何点プラスしたのか知りませんが、1点当たりがものごっつ高いことだけは分かる。

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【司法取引で佐野局長は売られた?】

当事者が黙っていれば分からず終いだったかも知れないこの事件は一体どこから漏れたのでしょう。

東京地検特捜部が逮捕に動いていることで官邸からリークがあったのではないかと文科省内がざわついています。学校がらみの疑惑といえば森友学園・加計学園の問題が長引いている最中ですが、これには特捜がまだ動いてないのになんでこれはいち早く動いたんだ?めくらましか?嫌がらせか?

佐野局長とともに間に入ったとされる谷口浩司元役員も受託収賄幇助の疑いで逮捕されましたが、これを受けて東京医科大は「捜査には最大限協力します」とコメントを出しました。

臼井理事長もおおむね事実関係を認めているそうです

否定もせずにあっさり認めてるってことは…捜査に協力する代わりに補助金の差し止めはしないでくださいという取引が行なわれたのではないかと見られています。

 

私学の医大としてはトップクラスの東京医科大は、倍率16倍の狭き門で2浪3浪当たり前みたいな学校です。必死で予備校通って勉強に明け暮れている人たちがたくさんいます。

これから受験を控えている人たちにしてみれば、こんな形で入学しちゃうヤツがいるかと思えば必死で勉強してるのがあほらしく思えてくるでしょうし今東京医科大に通っている学生さんたちもいい迷惑です。

何より、国のために働いてくれてるはずの官僚が自分の利益、それも息子の裏口入学なんてことをやらかすようでは…国内情勢が荒れてる途上国なみのレベルですよ(泣)

今後の捜査によって同じような話がぞろぞろ出てきたらやだなぁ。せっかくサッカーW杯で日本はチームもサポもすばらしい国だ!って世界から褒められてるのに。

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文科省局長と東京医大の収賄事件は普通の裏口入学よりはるかに悪質で悪党だらけhttps://i1.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2018/07/monkashou.jpg?fit=400%2C265&ssl=1https://i1.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2018/07/monkashou.jpg?resize=150%2C150&ssl=1アイーダニュースリニュ前佐野局長,受託収賄,文部省平成も終わろうかというこの時に思わず「昭和かっ」と言いたくなるような事件が発覚です。文科省 学技術・学術政策局の佐野太局長が東京医科大に便宜をはかった見返りに息子を裏口入学させた疑いで逮捕されました。 いろいろ法改正されたりして裏口入学は難しくなってるこの頃だと思ってましたが、この裏口入学は格段に悪質です。逮捕された佐野局長に注目されてますが、もしかするとこの人は捨て駒として捜査当局に売られたのかも… スポンサードリンク 【最悪の裏口入学】 裏口入学と聞くと、お金持ちの親が不出来な子どもをなんとか希望する学校に入れてやりたいがために「なんとかこれでお願いしますよ」と自分の懐から相当の金額をこっそり渡して、「まあそうまでおっしゃるなら」と入学に関わる誰かがにんまりしながら便宜をはかることを想像します。 今回逮捕された文科省の佐野太局長が東京医科大学に渡した賄賂は自分の懐から出たものではありません。自分の地位立場を悪用して巨額の税金を使ったものであります。 息子が可愛かったかもしれませんが、やってはならんことをやってしまったのはこの人、佐野太 科学技術・学術政策局長(58歳)です。 仕事の出来るスーパーエリートで次期事務次官候補の呼び声高かった人です。官僚の肩書き持ってて何か後ろ暗いことする人ってみんな仕事の出来るエリートさんばっかりや。 【発端は補助金】 裏口入学ってのは普通は出来の悪い子どもを持った親の方が持ちかけるものですが、この収賄事件のきっかけは東京医科大サイドから持ち込まれました。 文科省では特色ある研究を行なっている私大を対象にした補助金制度を設けています。この補助金を受取るためには審査を通らなくちゃならんのですが、めでたく補助を受けられることになればそれは大学にとって名誉なことだそうです。 この審査は申請した大学の2/3がパスできないなかなかに狭き門です。東京医大も補助金申請を行ないましたが審査に落っこちてしまいました。 そこで大学サイドは考えた。 文科省の担当局長と取引して補助金を受けられるようにしてもらおう。 そういうずるいことを思いついたのが東京医大の臼井正彦理事長です。 柔和なおじいちゃんに見えますが、実際はワンマンで考えを押し付けてくるような強引なところがある御仁だそうです。東京医科大を陰では「臼井大学」と呼んでる人もいるとか。 理事長が権力振りかざして無茶やるのは日大だけじゃないのね。 しかしこのアイデアはどっからどう見てもズルですから、直接文科省に出向いて「お願いしまーす!」と言えることではありません。間に入ってもらう人が必要です。 そこで大学の科学技術研究に対する補助金の割り振りを担当していた佐野局長と臼井理事長の間に入ったとされるのが当時医療コンサル会社の役員をやっていた谷口浩司という人物です。 臼井理事長「なんとかうちの大学に補助金出してもらえませんかね」 佐野局長 「いいけど息子を東京医大にちゃっかり入れてやってくれる?」 臼井理事長「いいっすよ!」 …という会話があったかどうかは知りませんが、めでたく交渉成立です。 かくして東京医大は2016年の支援事業審査にパスして補助金ゲットに成功します。その見返りとして2017年の2月に行なわれた入学試験で佐野局長の息子に加点して合格させたのであります。この加点は臼井理事長と鈴木衛学長が担当部署に指示したということです。 もうね、ホント 情ない…。 東京医科大がズルしてまで欲しかった補助金ってのは、年額2~3000万円くらいの額が5年間給付されるのだそうです。一体何点プラスしたのか知りませんが、1点当たりがものごっつ高いことだけは分かる。 スポンサードリンク 【司法取引で佐野局長は売られた?】 当事者が黙っていれば分からず終いだったかも知れないこの事件は一体どこから漏れたのでしょう。 東京地検特捜部が逮捕に動いていることで官邸からリークがあったのではないかと文科省内がざわついています。学校がらみの疑惑といえば森友学園・加計学園の問題が長引いている最中ですが、これには特捜がまだ動いてないのになんでこれはいち早く動いたんだ?めくらましか?嫌がらせか? 佐野局長とともに間に入ったとされる谷口浩司元役員も受託収賄幇助の疑いで逮捕されましたが、これを受けて東京医科大は「捜査には最大限協力します」とコメントを出しました。 臼井理事長もおおむね事実関係を認めているそうです。 否定もせずにあっさり認めてるってことは…捜査に協力する代わりに補助金の差し止めはしないでくださいという取引が行なわれたのではないかと見られています。   私学の医大としてはトップクラスの東京医科大は、倍率16倍の狭き門で2浪3浪当たり前みたいな学校です。必死で予備校通って勉強に明け暮れている人たちがたくさんいます。 これから受験を控えている人たちにしてみれば、こんな形で入学しちゃうヤツがいるかと思えば必死で勉強してるのがあほらしく思えてくるでしょうし今東京医科大に通っている学生さんたちもいい迷惑です。 何より、国のために働いてくれてるはずの官僚が自分の利益、それも息子の裏口入学なんてことをやらかすようでは…国内情勢が荒れてる途上国なみのレベルですよ(泣) 今後の捜査によって同じような話がぞろぞろ出てきたらやだなぁ。せっかくサッカーW杯で日本はチームもサポもすばらしい国だ!って世界から褒められてるのに。 スポンサードリンク世の中のあれこれについて好きなことを言ってます