鳥取地震

10月21日のお昼過ぎに鳥取県中部を震源とするM6.6の大きな地震が発生しました。震源近くの震度は6弱、広範囲に震度5強を記録しており、余震が続いています。幸い人命にかかわる被害は出ませんでしたが、震源近くには観光地が点在しており、そちらの建物被害などが心配です。

平成に入ってから大きな地震が相次いでいる印象がありますが、今回起きた鳥取の地震は向こう30年の間に高確率で起きるといわれている南海トラフ巨大地震の前触れではないかとする見解もあります。…怖いんですけど…

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【被害の状況とボランティアは?】

今回鳥取中部で発生した地震の震源は北緯35.4度、東経133.8度と発表されました。これは鳥取県中部にある倉吉市役所付近になります。

倉吉市役所は駐車場に亀裂が入り、窓ガラスが割れ建物に入るためのコンクリートの階段も壊れてしまったため、現在立ち入りが出来ず市役所のみなさんは多少被害の少なかったほかの建物を間借りして業務を行なっています。

今回、人命被害はありませんでしたが、倉吉市を中心に家屋の被害が200棟を超え、ライフラインの支障が続いているところもあります。

ボランティアの受け入れについてはボランティアセンターが立ち上がっていないのでまだ積極的な受け入れは行われていないようです。家屋の被害調査が始まっていますので、これから募集が始まるものと思われます。現在は瓦が落ちた屋根に応急処置のブルーシートをかける作業に人手が求められているようです。

【追記】

ボランティアセンターが一日前倒しで開かれました。

倉吉市は住みたい田舎のランキングで上位に入ったこともある穏やかな町です。一日も早くもとの穏やかな日々が戻ってきて欲しいです。

【観光地の被害は?】

倉吉市はWebアニメ『ひなビタ♪』に出てくる架空都市の倉野川市と姉妹提携していて、登場人物の久領堤 纒さんが市役所の観光課に出向してたはずです。

また、倉吉市には伝統的建物保存地域に指定され、休日には多くの観光客でにぎわう白壁土蔵群があります。『びなビタ♪』のキャラクターが店番してたりして聖地になってますが、なんせ建物が古いのでその中の1棟の壁が崩落してしまいました。

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震度6弱発生間もなくのときは、ここまで崩れてはいなかったのですが、余震が続く中でどんどんはがれて落ちてしまったようです。白壁土蔵群付近は、現在のところ立ち入りが禁止されているようです。

倉吉の近くには名湯三朝温泉があります。温泉地は地震の影響でお湯が出なくなったりすることがありますが、三朝温泉はそんなことはなく、被災3日目にはほとんどのお宿が営業を再開しています。

地震を心配して予約のキャンセルが相次いでいるようですが、絶対大丈夫とは言えないものの、21日に比べれば余震の数はぐっと減り、震源近くでも震度1~2程度に小さくなって落ち着いてきている印象なので、私なら気にせず泊まりに行きますな。

三朝には国宝に指定されている三徳山三仏寺の投げ入れ堂があります。

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写真ではすごさが分からない国宝の最たるものじゃないかと思うこの建物、標高900メートルのむっちゃ高い切り立った崖のくぼみに建てられています。下の道から見上げるともンのすごく高いところにあり、鎖の下がった崖をよじ登らないとたどり着けない日本一危険な国宝です。

揺れが大きかったので落っこちるんじゃないかと非常に心配されましたが建物自体は無事だそうです。
役の行者さんが投げ入れたと伝わるくらいですから、あの揺れで崩れて落ちないのはすごい法力が働いているに違いありません。これから受験生の聖地になる可能性がありますね。

ただ、柱を支えている岩がぱっくり割れてしまい、柱が少し浮いた状態になっているのが確認されました。ここも当分ははるか下から見上げるのみになりそうです。

鳥取の観光地と言えばポケモン解放区の鳥取砂丘と境港市の水木しげるロードが有名ですね。

鳥取砂丘近辺は震度5くらいの揺れだったろうと思いますが、特に被害はなく立ち入りの制限もされていません。

水木しげるロード近辺は震度5弱程度の揺れだったようですが、被害の報告は出ていません。

海外からも『名探偵コナン』のマニアさんがぞくぞく訪れている北栄町の青山剛昌ふるさと館は、建物自体に被害はなかったようですが臨時休館しているので展示物に多少影響があったものと思われます。

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【南海トラフ地震の前触れ?】

地震大国の日本で一番気になるのは南海トラフ巨大地震です。4月の熊本地震に続いて発生した鳥取地震、南海トラフ地震の引き金ではないかと心配する声もありますが、引き金にはならないけど前触れではないか?とする見解があります。

今回起きた鳥取中部の地震は、10キロ程度のこれまで確認されていなかった断層が横ズレを起こしたものと発表されました。

なんで鳥取中部が横ズレしたかというと、駿河湾南方から四国沖にかけて広がっているフィリピン海プレートは北西に向かって動いていますが、日本海側のユーラシアプレートは全体では南東に向かって動いていますが島根・鳥取・兵庫北部の海岸沿いは東方向に力が働いているために地下にひずみがたまりやすく、その中でも鳥取中部あたりに一番ひずみが溜まっていたと考えられ、それがずりっと動いた結果、震度6弱の揺れを引き起こしたと考えられます。

南海トラフ巨大地震はフィリピン海プレートがユーラシアプレートの端を巻き込みながらもぐりこんでいることで、巻き込みが限界になったときにびよん!と跳ね上がって発生すると考えられています。

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鳥取中部の地震は地表から浅い部分で起きたもので海底の深いところで発生する南海トラフ地震の発生メカニズムとは大きく異なりますから、引き金にはならないと考えられているようですが、ひずみがたまるということは2つのプレートが押し合いをしていることの証ですから、今やひずみを解放してしまうくらいの押し合いになっているとも考えられるのです。

鳥取では昨年10月頃から小規模な地震が何度も起きています。鳥取県防災顧問の西田鳥大名誉教授は、一連の群発地震の震源が今年9月に西に5キロほど動いたことで複数のひずみが連動する恐れがあり警戒していたと話していました。

1946年に南海トラフ沿いで起きた昭和南海地震は、発生前数年の間に鳥取、愛知で相次いで大きな地震が発生しています。向こう30年内に南海トラフ巨大地震が起きる確率は70%といわれる現在、どうやって命を守るかを真剣に考えておかなくちゃいけないってことですね。

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鳥取中部震度6で観光地の被害情報は?南海トラフ地震の前触れってホント?http://i0.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2016/10/jisin-tottori.jpg?fit=1024%2C1024http://i0.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2016/10/jisin-tottori.jpg?resize=150%2C150アイーダ生活地震,鳥取
10月21日のお昼過ぎに鳥取県中部を震源とするM6.6の大きな地震が発生しました。震源近くの震度は6弱、広範囲に震度5強を記録しており、余震が続いています。幸い人命にかかわる被害は出ませんでしたが、震源近くには観光地が点在しており、そちらの建物被害などが心配です。 平成に入ってから大きな地震が相次いでいる印象がありますが、今回起きた鳥取の地震は向こう30年の間に高確率で起きるといわれている南海トラフ巨大地震の前触れではないかとする見解もあります。…怖いんですけど… スポンサードリンク 【被害の状況とボランティアは?】 今回鳥取中部で発生した地震の震源は北緯35.4度、東経133.8度と発表されました。これは鳥取県中部にある倉吉市役所付近になります。 倉吉市役所は駐車場に亀裂が入り、窓ガラスが割れ建物に入るためのコンクリートの階段も壊れてしまったため、現在立ち入りが出来ず市役所のみなさんは多少被害の少なかったほかの建物を間借りして業務を行なっています。 今回、人命被害はありませんでしたが、倉吉市を中心に家屋の被害が200棟を超え、ライフラインの支障が続いているところもあります。 ボランティアの受け入れについてはボランティアセンターが立ち上がっていないのでまだ積極的な受け入れは行われていないようです。家屋の被害調査が始まっていますので、これから募集が始まるものと思われます。現在は瓦が落ちた屋根に応急処置のブルーシートをかける作業に人手が求められているようです。 【追記】 ボランティアセンターが一日前倒しで開かれました。 倉吉市は住みたい田舎のランキングで上位に入ったこともある穏やかな町です。一日も早くもとの穏やかな日々が戻ってきて欲しいです。 【観光地の被害は?】 倉吉市はWebアニメ『ひなビタ♪』に出てくる架空都市の倉野川市と姉妹提携していて、登場人物の久領堤 纒さんが市役所の観光課に出向してたはずです。 また、倉吉市には伝統的建物保存地域に指定され、休日には多くの観光客でにぎわう白壁土蔵群があります。『びなビタ♪』のキャラクターが店番してたりして聖地になってますが、なんせ建物が古いのでその中の1棟の壁が崩落してしまいました。   震度6弱発生間もなくのときは、ここまで崩れてはいなかったのですが、余震が続く中でどんどんはがれて落ちてしまったようです。白壁土蔵群付近は、現在のところ立ち入りが禁止されているようです。 倉吉の近くには名湯三朝温泉があります。温泉地は地震の影響でお湯が出なくなったりすることがありますが、三朝温泉はそんなことはなく、被災3日目にはほとんどのお宿が営業を再開しています。 地震を心配して予約のキャンセルが相次いでいるようですが、絶対大丈夫とは言えないものの、21日に比べれば余震の数はぐっと減り、震源近くでも震度1~2程度に小さくなって落ち着いてきている印象なので、私なら気にせず泊まりに行きますな。 三朝には国宝に指定されている三徳山三仏寺の投げ入れ堂があります。 写真ではすごさが分からない国宝の最たるものじゃないかと思うこの建物、標高900メートルのむっちゃ高い切り立った崖のくぼみに建てられています。下の道から見上げるともンのすごく高いところにあり、鎖の下がった崖をよじ登らないとたどり着けない日本一危険な国宝です。 揺れが大きかったので落っこちるんじゃないかと非常に心配されましたが建物自体は無事だそうです。 役の行者さんが投げ入れたと伝わるくらいですから、あの揺れで崩れて落ちないのはすごい法力が働いているに違いありません。これから受験生の聖地になる可能性がありますね。 ただ、柱を支えている岩がぱっくり割れてしまい、柱が少し浮いた状態になっているのが確認されました。ここも当分ははるか下から見上げるのみになりそうです。 鳥取の観光地と言えばポケモン解放区の鳥取砂丘と境港市の水木しげるロードが有名ですね。 鳥取砂丘近辺は震度5くらいの揺れだったろうと思いますが、特に被害はなく立ち入りの制限もされていません。 水木しげるロード近辺は震度5弱程度の揺れだったようですが、被害の報告は出ていません。 海外からも『名探偵コナン』のマニアさんがぞくぞく訪れている北栄町の青山剛昌ふるさと館は、建物自体に被害はなかったようですが臨時休館しているので展示物に多少影響があったものと思われます。 スポンサードリンク 【南海トラフ地震の前触れ?】 地震大国の日本で一番気になるのは南海トラフ巨大地震です。4月の熊本地震に続いて発生した鳥取地震、南海トラフ地震の引き金ではないかと心配する声もありますが、引き金にはならないけど前触れではないか?とする見解があります。 今回起きた鳥取中部の地震は、10キロ程度のこれまで確認されていなかった断層が横ズレを起こしたものと発表されました。 なんで鳥取中部が横ズレしたかというと、駿河湾南方から四国沖にかけて広がっているフィリピン海プレートは北西に向かって動いていますが、日本海側のユーラシアプレートは全体では南東に向かって動いていますが島根・鳥取・兵庫北部の海岸沿いは東方向に力が働いているために地下にひずみがたまりやすく、その中でも鳥取中部あたりに一番ひずみが溜まっていたと考えられ、それがずりっと動いた結果、震度6弱の揺れを引き起こしたと考えられます。 南海トラフ巨大地震はフィリピン海プレートがユーラシアプレートの端を巻き込みながらもぐりこんでいることで、巻き込みが限界になったときにびよん!と跳ね上がって発生すると考えられています。 鳥取中部の地震は地表から浅い部分で起きたもので海底の深いところで発生する南海トラフ地震の発生メカニズムとは大きく異なりますから、引き金にはならないと考えられているようですが、ひずみがたまるということは2つのプレートが押し合いをしていることの証ですから、今やひずみを解放してしまうくらいの押し合いになっているとも考えられるのです。 鳥取では昨年10月頃から小規模な地震が何度も起きています。鳥取県防災顧問の西田鳥大名誉教授は、一連の群発地震の震源が今年9月に西に5キロほど動いたことで複数のひずみが連動する恐れがあり警戒していたと話していました。 1946年に南海トラフ沿いで起きた昭和南海地震は、発生前数年の間に鳥取、愛知で相次いで大きな地震が発生しています。向こう30年内に南海トラフ巨大地震が起きる確率は70%といわれる現在、どうやって命を守るかを真剣に考えておかなくちゃいけないってことですね。 スポンサードリンク