宇都宮爆発事件

10月23日に栃木県宇都宮市で起きた連続爆発事件。かの国の爆破テロがついに日本にもやってきたかと恐怖しましたが、調べが進むにつれ、容疑者とみられる元自衛官の「お前ら俺の話を聞けぇ!」的なはた迷惑極まりない自爆だったことが明らかになってきました。

高齢でありながらツイッター・facebook・ブログなどを駆使していかに自分が不当な立場に追いやられてしまったかを憤まんやるいかたなく訴えてましたが、その文章からは何があっても自分だけが正しいと主張するめんどくさい人物像が見えてきます。

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【容疑者に何があった】

栃木県宇都宮市中心部で相次いで起きた爆発事件の容疑者は、元自衛官の栗原敏勝(72)というおじいちゃんの犯行でありました。当の容疑者も公園の爆発の際に自分で抱えた手製爆弾で爆死しており自殺とみられています。

自宅と自分の車を爆破し自らも吹っ飛んだ栗原敏勝容疑者は、1999年に36年勤め上げた陸上自衛隊を定年で退官しました。階級は陸自二佐。戦時中であれば中佐どのと呼ばれた身分です。

退官後、同居していた三女が統合失調症を患いますが、精神科を受診させたい栗原敏勝と受診を拒んで宗教や祈祷に頼ろうとした妻の間に亀裂が入り、5年前に妻と娘は家を出てDVを理由に離婚調停を起こされます。もちろん不調。離婚話は裁判に持ち込まれ、最高裁までかけましたが敗訴して離婚が確定します。

その後、栃木地方裁判所にDVを理由に接見を禁じる訴訟を妻に起こされてここでも敗訴。離婚による財産分与ぶんの債権差し押さえが行なわれ自宅も競売にかけられることになって自暴自棄、というのが大まかな流れです。

栗原敏勝のブログなどによると、妻は退職金の2.000万円を宗教や祈祷で使い果たしてしまった。暴れたり自殺を企てようとする娘を止めるために流れで叩いてしまったことはあったし、4回措置入院させたが、それらは適切な対応だった。

しかし裁判官は自分の言うことを信じてくれない。栃木地方裁判所はまったく仕事をしていない。これを世の中に知らしめたいが閲覧者も少なく炎上に持ち込めない。債権差し押さえで老後の資金を裁判所に差し押さえられてしまった。ヤケクソで秋葉原の事件のように人ごみに車で突っ込んでやろうかと思う…

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【結局何がしたかったのか】

こういう背景から、離婚によって財産を失っての生活苦からの犯行ではと見る人もいますが、栗原敏勝容疑者が書いていたツイッター、facebook、ブログなど(Yahoo知恵袋にも投稿があった)をよくよく見ると、何もかもむちゃくちゃになったのは栃木の裁判所の不当判決のせいだというニュアンスが感じられます。

離婚裁判で負けて慰謝料なり財産分与なりで妻にお金を支払いなさいということになったのですが、自分が悪者になっての離婚なんか認めない!と支払いを拒否したら接見禁止の訴えを改めて起こされて、そこで債権差し押さえということになってしまったんでしょうね。差し押さえが来ちゃったら手も足も出ません。

こういういきさつで 自分の主張を何一つ取り上げずにすべてを奪ってしまった裁判所に対する恨みつらみから犯行に及んだのではないかと思います。

…と言っても、30年以上自衛官として勤め上げているのですから年金を受取っているわけですから身ぐるみ全部はがされて無一文になったわけではないのですが。

【何があっても絶対正しい人】

栗原敏勝がしでかしたことはどこから見ても悪いことですが、妻から離婚を切り出されて渋々応じざるを得なくなった男性目線だと気持ちが分からんでもない…という部分もあるようです。

しかし、最高裁まで争っても敗訴して離婚になるということは、客観的に見てDVと認められる状況があったものと思われます。実際、燃えちゃった自宅の近所の人によると、妻と娘が出て行く前は夜中によく栗原敏勝が怒鳴る声が聞こえていたということです。しかし栗原敏勝には自分にも悪いところがあったかも知れない、という反省がまるでありません

自分はいついかなる時も正しいと思っている人は、往々にして何か不都合が起きると自分以外のなにかのせいにしようとします。周り中が異を唱えても、なんとか自分を正当化しようとしてむちゃくちゃな屁理屈をこねて抵抗する『絶対正しい人』。

このタイプの人は状況が悪くなった原因が自分にあると受け入れられず、しかしどう考えても他に原因が見つからない状態が続くと非常に攻撃的になったり精神が崩壊したりしやすいです。

事件後に栗原敏勝のきょうだいがインタビューで「本人にあなたが精神科を受診したほうがいいと勧めたが、自分は大丈夫だととりあわなかった」と答えていました。身内の目から見ても異常だったということでしょう。

マズイのは、こういう人ってどんどん増えてますし、定年退職しても偉かった時代のまんま人に指図したがる人もまた多いってことです。

【暴走するおじいちゃん】

日々ニュースを見ていれば20代30代くらいの若いモンが世の中に対して一方的に恨みを募らせた挙句に「世間を騒がせてみたかった」とか言って何のかかわりもない人に大きな迷惑をかけてしまう事件が時おり起きています。

それ見て「今時の若いモンは!」という常套句がおじいちゃん世代の口の端に上るのが常だったのですが、今までぶつくさ言っていたであろう高齢者が起こしてしまったことが恐ろしい。

高齢になると『性格の単純化』という症状が出てくることがあるそうです。頑固だった人は頑固なところだけが増幅して扱いづらい人物になる恐れがあるということですが、栗原敏勝容疑者の場合もこれに当てはまるのかも知れません。

昨年6月に新幹線の車内に放火して焼身自殺を図ったおじいちゃんがいましたが、栗原敏勝容疑者もこれに近いように思います。はた迷惑極まりないですな。

かつては二佐どのとして部下からぴっ!と敬礼されていた真面目な自衛官だった栗原敏勝容疑者は、言うこと聞かない妻も妻の訴えを支持した裁判所もなんもかも受入れられずに暴走しちゃったってことなんじゃないでしょうかね。

戦争を知らないおじいちゃんがどんどん増えていますが、自分以外全部敵認定したおじいちゃんの暴走が増えていきそうな気がしてなりません。

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宇都宮連続爆発事件はなぜ起きた?この高齢者心理は類似事件はもっと起きそうな気がするhttps://i1.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2016/10/utunomiya.jpg?fit=500%2C356https://i1.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2016/10/utunomiya.jpg?resize=150%2C150アイーダ雑記宇都宮,爆発
10月23日に栃木県宇都宮市で起きた連続爆発事件。かの国の爆破テロがついに日本にもやってきたかと恐怖しましたが、調べが進むにつれ、容疑者とみられる元自衛官の「お前ら俺の話を聞けぇ!」的なはた迷惑極まりない自爆だったことが明らかになってきました。 高齢でありながらツイッター・facebook・ブログなどを駆使していかに自分が不当な立場に追いやられてしまったかを憤まんやるいかたなく訴えてましたが、その文章からは何があっても自分だけが正しいと主張するめんどくさい人物像が見えてきます。 スポンサードリンク 【容疑者に何があった】 栃木県宇都宮市中心部で相次いで起きた爆発事件の容疑者は、元自衛官の栗原敏勝(72)というおじいちゃんの犯行でありました。当の容疑者も公園の爆発の際に自分で抱えた手製爆弾で爆死しており自殺とみられています。 自宅と自分の車を爆破し自らも吹っ飛んだ栗原敏勝容疑者は、1999年に36年勤め上げた陸上自衛隊を定年で退官しました。階級は陸自二佐。戦時中であれば中佐どのと呼ばれた身分です。 退官後、同居していた三女が統合失調症を患いますが、精神科を受診させたい栗原敏勝と受診を拒んで宗教や祈祷に頼ろうとした妻の間に亀裂が入り、5年前に妻と娘は家を出てDVを理由に離婚調停を起こされます。もちろん不調。離婚話は裁判に持ち込まれ、最高裁までかけましたが敗訴して離婚が確定します。 その後、栃木地方裁判所にDVを理由に接見を禁じる訴訟を妻に起こされてここでも敗訴。離婚による財産分与ぶんの債権差し押さえが行なわれ自宅も競売にかけられることになって自暴自棄、というのが大まかな流れです。 栗原敏勝のブログなどによると、妻は退職金の2.000万円を宗教や祈祷で使い果たしてしまった。暴れたり自殺を企てようとする娘を止めるために流れで叩いてしまったことはあったし、4回措置入院させたが、それらは適切な対応だった。 しかし裁判官は自分の言うことを信じてくれない。栃木地方裁判所はまったく仕事をしていない。これを世の中に知らしめたいが閲覧者も少なく炎上に持ち込めない。債権差し押さえで老後の資金を裁判所に差し押さえられてしまった。ヤケクソで秋葉原の事件のように人ごみに車で突っ込んでやろうかと思う… スポンサードリンク 【結局何がしたかったのか】 こういう背景から、離婚によって財産を失っての生活苦からの犯行ではと見る人もいますが、栗原敏勝容疑者が書いていたツイッター、facebook、ブログなど(Yahoo知恵袋にも投稿があった)をよくよく見ると、何もかもむちゃくちゃになったのは栃木の裁判所の不当判決のせいだというニュアンスが感じられます。 離婚裁判で負けて慰謝料なり財産分与なりで妻にお金を支払いなさいということになったのですが、自分が悪者になっての離婚なんか認めない!と支払いを拒否したら接見禁止の訴えを改めて起こされて、そこで債権差し押さえということになってしまったんでしょうね。差し押さえが来ちゃったら手も足も出ません。 こういういきさつで 自分の主張を何一つ取り上げずにすべてを奪ってしまった裁判所に対する恨みつらみから犯行に及んだのではないかと思います。 …と言っても、30年以上自衛官として勤め上げているのですから年金を受取っているわけですから身ぐるみ全部はがされて無一文になったわけではないのですが。 【何があっても絶対正しい人】 栗原敏勝がしでかしたことはどこから見ても悪いことですが、妻から離婚を切り出されて渋々応じざるを得なくなった男性目線だと気持ちが分からんでもない…という部分もあるようです。 しかし、最高裁まで争っても敗訴して離婚になるということは、客観的に見てDVと認められる状況があったものと思われます。実際、燃えちゃった自宅の近所の人によると、妻と娘が出て行く前は夜中によく栗原敏勝が怒鳴る声が聞こえていたということです。しかし栗原敏勝には自分にも悪いところがあったかも知れない、という反省がまるでありません。 自分はいついかなる時も正しいと思っている人は、往々にして何か不都合が起きると自分以外のなにかのせいにしようとします。周り中が異を唱えても、なんとか自分を正当化しようとしてむちゃくちゃな屁理屈をこねて抵抗する『絶対正しい人』。 このタイプの人は状況が悪くなった原因が自分にあると受け入れられず、しかしどう考えても他に原因が見つからない状態が続くと非常に攻撃的になったり精神が崩壊したりしやすいです。 事件後に栗原敏勝のきょうだいがインタビューで「本人にあなたが精神科を受診したほうがいいと勧めたが、自分は大丈夫だととりあわなかった」と答えていました。身内の目から見ても異常だったということでしょう。 マズイのは、こういう人ってどんどん増えてますし、定年退職しても偉かった時代のまんま人に指図したがる人もまた多いってことです。 【暴走するおじいちゃん】 日々ニュースを見ていれば20代30代くらいの若いモンが世の中に対して一方的に恨みを募らせた挙句に「世間を騒がせてみたかった」とか言って何のかかわりもない人に大きな迷惑をかけてしまう事件が時おり起きています。 それ見て「今時の若いモンは!」という常套句がおじいちゃん世代の口の端に上るのが常だったのですが、今までぶつくさ言っていたであろう高齢者が起こしてしまったことが恐ろしい。 高齢になると『性格の単純化』という症状が出てくることがあるそうです。頑固だった人は頑固なところだけが増幅して扱いづらい人物になる恐れがあるということですが、栗原敏勝容疑者の場合もこれに当てはまるのかも知れません。 昨年6月に新幹線の車内に放火して焼身自殺を図ったおじいちゃんがいましたが、栗原敏勝容疑者もこれに近いように思います。はた迷惑極まりないですな。 かつては二佐どのとして部下からぴっ!と敬礼されていた真面目な自衛官だった栗原敏勝容疑者は、言うこと聞かない妻も妻の訴えを支持した裁判所もなんもかも受入れられずに暴走しちゃったってことなんじゃないでしょうかね。 戦争を知らないおじいちゃんがどんどん増えていますが、自分以外全部敵認定したおじいちゃんの暴走が増えていきそうな気がしてなりません。 スポンサードリンク