bessei

 

世間的に非常に注目されていた『夫婦別姓訴訟』の最高裁判で、12月16日午後、現在の「結婚した夫婦はどちらかの姓を名乗らなくてはならない」とする民法は、憲法に違反しないという判決が下りました。別姓を貫いている事実婚は法的な婚姻とは認められないという判断です。

20~30代を中心に夫婦別姓に対して肯定的な考えを持っている人が多いというアンケート調査もあり、選択的夫婦別姓を容認する判決が出るんじゃないかと思われていましたが、答えはNO。なぜ最高裁は夫婦別姓を認めなかったのでしょう。

スポンサードリンク

【結婚して姓が変わるのはおかしい?】

結婚した夫婦が同じ姓を名乗るよう法律で定めている国は、実は意外なほど少ないです。日本はその数少ない国の一つですが、これに異を唱える人たちによって今回の裁判は起こされました。

これまで100年以上にわたって「当たり前」とされてきた制度に疑問を持つ人たちの意見は主にこんな感じです。

・生まれたときから使ってきた名前に愛着があり、姓が変わることでアイデンティティが失われる
 ・家族の姓が統一されてなくても家族の一体感が失われることはない
 ・一人っ子同士の結婚だと、いずれどちらかの姓=家系が途絶えてしまうことになる
  ・夫の姓を名乗ることで夫の持ち物にされたような気がする

確かに結婚したとたんに違う名前で呼ばれることにとまどいがあったのは事実ですし、新しい名前に慣れるまでは宙ぶらりんな気持がどこかにあったのは否めません。自分の名前を出して仕事をしている人は、姓が変わることの不都合がいろいろあることも分かります。

スポンサードリンク

【最高裁の判断はNO】

最高裁は「法律によって夫婦が同姓となるよう求めることは違憲ではない。アイデンティティが失われるというのはあるが、通姓を使うことによって回避されている現状がある。この問題は国会で論ずるべきである」としました。

ぷり子
意外に石頭な判決ね

原告のみなさんは悔し涙を流しておられましたが、最高裁としては、夫婦は同姓であるべきであるという判断をしたということです。

【もし夫婦別姓が認められていたら?】

注目度が高かったこの裁判について、世論調査では比較的若い世代を中心に半数以上の人が夫婦別姓に賛成していました。しかし、いざ自分が結婚するときに夫婦別姓を選択するか?の問いにはなんと9割近くが「選択しない」と答えています。

これはつまり、制度としては認めるけど自分はしないよ という意味ですよね。

核家族を一つの単位としてみれば 姓が一緒でもばらばらな家族もいるのですから夫婦の姓が違ったところで離婚が増えるなんてことはないでしょう。

夫婦別姓が認められたら不倫が横行するというどういう論理でそうなる?という意見も見かけましたが、不倫と姓は無関係でしょうよ。する人はするししない人はしない。

夫婦別姓が認められて困惑するのは、当の夫婦の周りじゃないかと思います。何代も続く造り酒屋の一人息子が連れてきた女性が「結婚しますけど別姓にしますから」と言い出したらよくて親族会議、悪けりゃ破談。

そこまでじゃなくても「おばあちゃんが泣いてて口きいてくれません」なんてことも出てきそうだし、今は別居でも将来的に親と同居することになった時にごたごたしそうな感じがする。もしも財産持ってるダンナが急になくなってしまったとき、遺族は姓の違う嫁に財産を「持って行かれる」と感じるかもしれない。

最高裁としては、夫婦が別姓の場合、核家族の絆は揺るがなくても親戚縁者を含めた『家』というくくりで見たときに混乱が大きいということも勘案したのかも知れんなと思います。

【論争の行方は?】

いろんな意見が出ていた夫婦別姓問題は、最高裁判決が出たことでひとまず終結ということになります。ただ、最高裁判決が「別姓夫婦は認められない」と判断したからと言って、未来永劫認めてもらえないということではなく 機会があれば再び国会議論の俎上に上がるかも知れません。

これから結婚を控えた娘や息子を持つお父さんお母さんと、おじいちゃんおばあちゃんは今回の判決でやれやれと思っていたりするかもなぁと、思っております。

スポンサードリンク

 

夫婦別姓を最高裁が認めなかった理由は?判決が出て安心した人は誰?https://i0.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2015/12/bessei.jpg?fit=500%2C363https://i0.wp.com/yonimaji.net/wp-content/uploads/2015/12/bessei.jpg?resize=150%2C150アイーダニュース夫婦別姓,最高裁
  世間的に非常に注目されていた『夫婦別姓訴訟』の最高裁判で、12月16日午後、現在の「結婚した夫婦はどちらかの姓を名乗らなくてはならない」とする民法は、憲法に違反しないという判決が下りました。別姓を貫いている事実婚は法的な婚姻とは認められないという判断です。 20~30代を中心に夫婦別姓に対して肯定的な考えを持っている人が多いというアンケート調査もあり、選択的夫婦別姓を容認する判決が出るんじゃないかと思われていましたが、答えはNO。なぜ最高裁は夫婦別姓を認めなかったのでしょう。 スポンサードリンク 【結婚して姓が変わるのはおかしい?】 結婚した夫婦が同じ姓を名乗るよう法律で定めている国は、実は意外なほど少ないです。日本はその数少ない国の一つですが、これに異を唱える人たちによって今回の裁判は起こされました。 これまで100年以上にわたって「当たり前」とされてきた制度に疑問を持つ人たちの意見は主にこんな感じです。 ・生まれたときから使ってきた名前に愛着があり、姓が変わることでアイデンティティが失われる  ・家族の姓が統一されてなくても家族の一体感が失われることはない  ・一人っ子同士の結婚だと、いずれどちらかの姓=家系が途絶えてしまうことになる   ・夫の姓を名乗ることで夫の持ち物にされたような気がする 確かに結婚したとたんに違う名前で呼ばれることにとまどいがあったのは事実ですし、新しい名前に慣れるまでは宙ぶらりんな気持がどこかにあったのは否めません。自分の名前を出して仕事をしている人は、姓が変わることの不都合がいろいろあることも分かります。 スポンサードリンク 【最高裁の判断はNO】 最高裁は「法律によって夫婦が同姓となるよう求めることは違憲ではない。アイデンティティが失われるというのはあるが、通姓を使うことによって回避されている現状がある。この問題は国会で論ずるべきである」としました。 原告のみなさんは悔し涙を流しておられましたが、最高裁としては、夫婦は同姓であるべきであるという判断をしたということです。 【もし夫婦別姓が認められていたら?】 注目度が高かったこの裁判について、世論調査では比較的若い世代を中心に半数以上の人が夫婦別姓に賛成していました。しかし、いざ自分が結婚するときに夫婦別姓を選択するか?の問いにはなんと9割近くが「選択しない」と答えています。 これはつまり、制度としては認めるけど自分はしないよ という意味ですよね。 核家族を一つの単位としてみれば 姓が一緒でもばらばらな家族もいるのですから夫婦の姓が違ったところで離婚が増えるなんてことはないでしょう。 夫婦別姓が認められたら不倫が横行するというどういう論理でそうなる?という意見も見かけましたが、不倫と姓は無関係でしょうよ。する人はするししない人はしない。 夫婦別姓が認められて困惑するのは、当の夫婦の周りじゃないかと思います。何代も続く造り酒屋の一人息子が連れてきた女性が「結婚しますけど別姓にしますから」と言い出したらよくて親族会議、悪けりゃ破談。 そこまでじゃなくても「おばあちゃんが泣いてて口きいてくれません」なんてことも出てきそうだし、今は別居でも将来的に親と同居することになった時にごたごたしそうな感じがする。もしも財産持ってるダンナが急になくなってしまったとき、遺族は姓の違う嫁に財産を「持って行かれる」と感じるかもしれない。 最高裁としては、夫婦が別姓の場合、核家族の絆は揺るがなくても親戚縁者を含めた『家』というくくりで見たときに混乱が大きいということも勘案したのかも知れんなと思います。 【論争の行方は?】 いろんな意見が出ていた夫婦別姓問題は、最高裁判決が出たことでひとまず終結ということになります。ただ、最高裁判決が「別姓夫婦は認められない」と判断したからと言って、未来永劫認めてもらえないということではなく 機会があれば再び国会議論の俎上に上がるかも知れません。 これから結婚を控えた娘や息子を持つお父さんお母さんと、おじいちゃんおばあちゃんは今回の判決でやれやれと思っていたりするかもなぁと、思っております。 スポンサードリンク